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事前予約していたイタリアンレストラン「ラ ベデュータ"LA VEDUTA"」にてディナーをいただきました。 メニューを選ぶ時に、キャプテンのアントニオ氏から「シャンパンをお飲みになりながらごゆっくりどうぞ」と、メニュー内容を伺いながら考えます。 ディナーコースメニューは日本人に合わせた少なめのポーションですが、アラカルトはボリュームがあるとの事。 窓側の二人用テーブルには、バックを置けるボックスが足元にあるので便利です。 キャプテンには、「まわりのゲストは写さないので写真撮影はいいか?」を尋ねたところ、「そのような配慮をしていただきありがとうございます。今夜の楽しい思い出をどうぞご遠慮なく撮影されてください」と許可を得たので、小さなデジカメで撮った分の料理になります。 アンティパストに生ハムといちじく パンはバゲットとカボチャの種入りのパンをオリーブオイルで。写真にはないが、グリッシーニが非常に美味 デグスタッツィオーネ “イル ノルド” 北の伝統 “真鱈二種のコンビネーション”:鱈の低温ポッシェとバカラマンテカート、 ヘーゼルナッツの香りと甘酸っぱい蕪の温製仕立て 北イタリア料理はひとつの食材をいろいろな手法で調理し、それらを一緒に味わうのが特徴らしいです。 鹿ケ谷南瓜とカルナローリのリゾットとゴルゴンゾーラのソース 鹿ケ谷かぼちゃをイタリアンの食材に使うあたり、さすが中東料理長。(京都の名店なかひがしさんのご子息なんです) このリゾットが絶品でした。本当に美味しいリゾットです。 河内鴨と季節の茸のタイム香るココット焼き 繊細な味の真鱈のプレート、濃厚なリゾット、その次に野性味溢れる味の河内鴨と茸はとてもバランスのいいコースでした。 チョコレートのムースとモスカート風味のザバイオン、ビスコッティー添え こちらは隣室のバーでいただいたので写真はありません。 デグスタッツィオーネ “ラ ベデュータ” 眺望 牛モモ肉のカルパッチョ、24ヶ月熟成のパルメザンチーズとルッコラ添え ルッコラが、フレッシュリーフ・カプチーノ仕立て・オリーブオイルと合わせたピューレと3種類のテイストで楽しめるようになってます。 牛モモ肉もパルメザンチーズも、どちらもいい素材を手をかけ過ぎずにいただけました。 二つの海香る浅利のリングイネ、カラスミの香りと芽ねぎを添えて 南洲ポーク、セージの香りのグリルとセロリアックのピューレ 脇役のセロリのピューレが無くてはこの料理が存在しない程の、絶妙なセロリの存在感です。 リンゴのクロッカンテ、バニラアイスと黒糖アイス添え ディナーコースには料理のみのオーダーの仕方と、料理とワインがセットになっていて料理に合わせたお勧めのワインをいろいろ楽しめるオーダーの仕方と2種類あります。 私達は料理とワインのコースにしましたが、上記2コースではそれぞれ違うワインをサーブしてました。 それぞれの料理にあうワインを自分のペースで飲めるこの料理とワインのセットは、とても楽しいプレゼンテーションだと思います。 キャプテンのアントニオ氏をはじめ、こちらのレストランのウエイターのサービスや会話は、リラックスした空気感がとても居心地のいいものになっていました。 アントニオ氏は他国のセントレジスのレストランに大変精通されていて、そんな話でも盛り上がりました。 レストランに足を踏み入れた時からずっと名前でサービスを受け、料理長からも挨拶があり、隣りのバーに場所を移る時もきちんと挨拶と見送りとエスコートをしていただいて、初めて訪れたレストランとは思えないサービスだったと思います。 翌朝の朝食時はピリピリとした緊張感があり居心地のいい雰囲気がなかったのですが、あきらかにその場所にいた特定のゲストの醸しだしていたせいでもあるので運がなかっただけですが・・・。 さて、デザートワインもあるので、デザートとデザートワインは隣室のバーでゆっくりいただきます。 そして、ザ・セントレジスバーへ・・・・・・ 華麗な安土桃山時代風の壁画の中央にはセントレジス大阪があり、そのまわりに大阪城や通天閣など現代の大阪が描かれていて、大阪の文化がいい具合にザ・セントレジスバーの空気に馴染んでいました。 セントレジス発祥のカクテル「ブラッディマリー」の大阪版「ショーグンマリー」も。 ウオツカとドライジン、トマトジュースをあわせた基本のベースに、しょうゆとゆずを隠し味として加え、グラスの縁にわさびの粉を散らした「ショーグンマリー」です。 外のテラス席も夜風に吹かれながら飲めて居心地がよさそうでした。 ほろ酔いのいい気分で部屋に戻ります。 美味と美酒と笑顔に包まれたいい夜でした。 翌朝の朝食も、「ラ ベデュータ"LA VEDUTA"」にて・・・・・・ ブッフェもしくは和定食を選べます。 卵料理は、目玉焼きかオムレツの2種類のみテーブル席でオーダー。(2010年10月滞在時) ベーコンやソーセージ、スクランブルエッグ、焼き野菜(ポテト・トマト・ズッキーニ・ミニキャベツ)、スープ、パルメザンチーズのリゾット、カットチーズ類、コールドカッツ(生ハム・イタリアンサラミ)、生野菜類、フルーツ類、ペストリー各種、バゲットやパンドミーなどのベーカリー類、これらの食材やメニューも季節に応じて変化するでしょう。 コーヒー・紅茶はテーブルオーダーで、ジュースはブッフェカウンターから自分で注ぎに行きます。 昨夜のディナーの方が美味しいリゾットでしたが、朝からカルナローリ米のリゾットをいただけるとは贅沢です。 オムレツもホテルメイドの味で美味。 厚切りにスライスしたベーコンが美味しかった。このタイプのベーコンは焼き過ぎないさっと炙った程度がジューシーで美味しくいただけます。 クロワッサンよりも、もっちりとしたパンドミーの方が私の好みのパンでした。 2種類の栗のデニッシュは最後にコーヒーとデザート代わりに。もしかしたら、ここってペストリー系の方が美味しいのかも知れません。 ルームサービスもレストランも淹れたてのコーヒーが美味しいです。 朝食はルームサービスメニューに心惹かれるものが多かったので、次回はレストランではなくルームサービスで好きなものをゆっくりといただいてもいいかな?とも思いました。 森田恭通氏のシャンデリアや他のアーティストの作品などの話題性と、新しいものと古い伝統的なものと大阪のテイストがうまくミックスされたこのレストランは、非常にセントレジスらしさ溢れる空間になっていると感じました。 そこには前評判にあるようなゴージャスや最高級と言った言葉ではなく、着飾らない親しみやすさが友人の家に招かれたような感覚でした。 そんな、セントレジスならではのおもてなしの心がしっかりとオープン初日に味わえたのも、私達のセントレジス大阪の満足度に繋がっていったのでしょう。 少なくとも、夜のディナーで「ラ ベデュータ」に訪れなかったら、ここまでセントレジス大阪に対しての評価が高くはならなかったと思うので、こちらで食事して本当に良かったと思っております。 Top▲ |
by travel_m_life
| 2010-10-11 10:46
| セントレジス大阪
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